2010年03月20日

メタボ健診 見直し提言 肥満でない人も循環器病に注意(毎日新聞)

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策として実施されている特定健診・保健指導(メタボ健診)で使う腹囲基準を検証している厚生労働省研究班は、腹囲が基準未満でも血圧や血糖値などが高ければ心筋梗塞(こうそく)など循環器疾患になる恐れが高いとの研究成果をまとめた。肥満ではない人への対策の必要性を今月末にも公表する最終報告書に盛り込む方針で、肥満対策中心の健診制度の見直しにつながりそうだ。【永山悦子】

 ◇死亡率低い「小太り」

 メタボ健診は、循環器疾患になりやすい目安として、内臓脂肪の蓄積による腹部肥満に注目している。このため、腹囲や肥満を示す体格指数(BMI)が基準を下回れば、原則として保健指導の対象にならない。

 だが、研究班が全国の40〜74歳の計約3万1000人を対象とした12種類の追跡調査から、循環器疾患の発症と腹囲の関係を調べたところ、腹囲やBMIが基準未満でも、血圧や血液検査値が高ければ、腹囲やBMIが基準以上の人とほぼ同じ程度に循環器疾患を発症するとの結果が出た。

 08年度から始まった健診の現場では、「やせていても生活習慣病を起こす恐れのある人が見落とされる」と、戸惑いの声が上がっていた。研究班はこの結果を踏まえ、最終報告書に「肥満ではない人への対策も必要」との提言を入れる方針だ。

 同様のデータは他にもある。大櫛陽一・東海大教授(医療統計学)が、神奈川県伊勢原市の40歳以上の住民計約2万2000人を平均7年間追跡したところ、BMIがメタボ健診の基準を少し超える「小太り」(BMI25〜27未満)の人の死亡率が最も低く、「やせ」(BMI18.5未満)が最も高かった。大櫛教授は「日本人には健康に影響を与える肥満は少なく、世界的にもスリム。統計を見ても、肥満の人の方が長寿であることが分かった」と指摘する。

 ◇腹囲測定 揺らぐ根拠

 厚労省研究班の分析によると、腹囲測定自体の根拠も揺らいでいる。男女ともに、腹囲のどの数値を基準にしても、基準以上の腹囲の人が実際に循環器疾患になる危険性は6割に満たなかった。つまり、基準の数値にかかわらず、腹囲で危険性のある人を見分けられる確率は「ほぼ五分五分」ということになる。

 女性はさらに発症の危険性と腹囲の関連が低く、研究班の中からも「女性は腹囲を測定しないという議論も将来はありうる」との声が上がる。

 分析結果について、坂本亘・大阪大准教授(統計科学)は「公表されたデータを見ると、腹囲だけで発症の危険性が高い人を見分けることは不可能。腹囲を健診の必須項目とする根拠は薄い」と指摘する。

 また、健診制度に詳しい大島明・大阪府立成人病センターがん相談支援センター所長は「現在のメタボにのみ焦点を当てた健診を早急に見直し、禁煙支援など他の要素も含めた国民の健康維持につながる健診事業に切り替えるべきだ」と訴えている。

 だが、研究班は「40〜50代の働き盛り世代の男性は過去の世代に比べてメタボが多く、85センチを基準とする腹囲測定に意味がありそうだ」と現行制度の大幅変更には慎重な姿勢だ。「メタボ健診が肥満への意識を高めた意義は大きい」とも評価しており、現制度に非肥満者対策を加える形を想定する。厚労省は「日本内科学会などによるメタボ診断基準の検討結果などを踏まえ、制度の見直しを考えたい」と話す。

【関連ニュース】
余録:メタボ健診
9月号
糖尿病講座:(20)運動療法の進め方
健康ナビ:元気で長生きできる食事は。
特集ワイド:そんなにデブは悪いのか!? 「太めが長生き」統計も

強風でバックネット倒れる、4歳男児と母重傷(読売新聞)
「米国は陸上案を拒否できない」 国民新党・亀井代表(産経新聞)
千葉大女子学生放火殺人 荻野さんに卒業認定書授与(産経新聞)
<神奈川歯科大>補助金75%減額 巨額投資巡る詐欺事件で(毎日新聞)
参院選、責任者として臨む=小沢氏(時事通信)
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2010年03月17日

「徳之島検討指示」報道を否定=鳩山首相(時事通信)

 鳩山由紀夫首相は16日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、首相が鹿児島県奄美群島の徳之島を本格検討するよう防衛省などに指示したとの一部報道について「事実ではない報道だ」と述べた。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
 首相は移設問題の5月決着を念頭に「最終的にはしっかりと決断をしていかなければならないと思うが、まだ、その時期ではない」と強調。「私の方から選択肢を言う時ではない。指示を出したとか(の報道は)、推定の域を決して出ていない」と指摘した。 

【関連ニュース】
【特集】話題騒然 ファーストレディー
〔写真特集〕美しすぎる市議 藤川ゆり
米国務次官補、訪日を中止=普天間成果見込めず素通りか
ミス日本表敬に「幸せな瞬間」=鳩山首相
普天間「3党首で話し合いを」=小沢氏

<「捜査怠慢」訴訟>警視庁が上告の方針(毎日新聞)
マグロ禁輸阻止へ署名=築地市場の仲卸業者ら(時事通信)
離脱の是非、判断は時期尚早=福島社民党首(時事通信)
内需戻っていない=10〜12月GDPで−内閣府副大臣(時事通信)
参院選、現執行部では戦えず=与謝野、園田氏らが会合(時事通信)
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<皇后さま>「長谷川等伯展」鑑賞 東京国立博物館(毎日新聞)

 皇后さまは12日、東京国立博物館(東京都台東区)で開催中の「没後400年 特別展『長谷川等伯』」(毎日新聞社、NHKなど主催)を鑑賞した。

 この日は金曜日で、通常より3時間延長して午後8時まで開館する夜間展示の日。皇后さまは他の入場者を考慮して閉館10分前に訪れ、約30分間にわたり、国宝「松林図屏風(びょうぶ)」などを鑑賞した。この日の入場者は会期中最高の約1万8500人で、午後8時以降でも作品に見入る人たちが多く、皇后さまが、入場者と並んで作品を鑑賞する場面も見られた。

 同展は桃山時代の巨匠、長谷川等伯が描いた国内に現存するほぼすべての作品を公開する史上最大規模の大回顧展で、国宝3件、重要文化財27件も含まれている。22日まで(月曜休館)。

堀江被告の財産差し押さえ、TV・三味線など(読売新聞)
<潮風号>今季もスタート 北九州・門司港(毎日新聞)
<民主>国会改革で全体会議 単独提案も視野(毎日新聞)
<大阪城公園>舗装路が陥没…深さ0.9メートル(毎日新聞)
レセプト審査、査定の判断に「支部間差異」―支払基金の報告書(医療介護CBニュース)
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